論文ではいくつかの調査をわけて集計していた。
そのうち、数がおおかったものを2つずつフィットしてみた。
まあ、集計がちがっても、だいたい一緒の数値になってる。
みていただきたいのはmeanって数値。これがその平均というか、
群のまんなかの子の数値になる。
成績がわるいマイナーの子でも、マシなメジャーの子でも、
子どもより大人のほうが得点がひくい。
ちなみにこれらに10をかけて50を足したのが偏差値。
大人になるとマイナスが大きいことが明らか。
これ、経時的にみたのではなく、ある時代のスナップショットだから、
もしかしたら時代が5-10年くらい進んで改善されつつあるのかもしれない。
――そんなことあるわけないだろ?
だとすれば、これは悪化していくとしか考えられない。
離婚のダメージから立ち直れないで悪くなっていくのか、
離婚家庭でダメージを受け続けて蓄積していくのか、
たぶん両方なんだろう。
child | adult | ||||
without | with | without | mixed | ||
major | ratio | 0.60 | 0.60 | 0.58 | 0.58 |
mean | -0.57 | -0.62 | -1.33 | -1.10 | |
sd | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | |
minor | ratio | 0.35 | 0.35 | 0.36 | 0.37 |
mean | -1.58 | -1.79 | -3.02 | -2.43 | |
sd | 1.12 | 1.06 | 1.54 | 1.12 | |
bad | ratio | 0.03 | 0.03 | 0.06 | 0.05 |
mean | -6.28 | -5.85 | -8.22 | -5.92 | |
sd | 1.28 | 1.13 | 1.14 | 1.18 |
ちなみに、それぞれのやつを二親家庭のそれと比べると、こんなかんじになる。

黒いラインが二親家庭のスコア(の推定値)。
それが離婚家庭の子ども(緑)ではこのようなふたつの集団にわかれる。
左側がマイナー。たぶんこっちは、片親と断絶しているような、はっきりした特徴がある。
それが大人になると、青で書いたようになる。
マイナーとメジャーの割合はそのまま。
ただ、得点が低くなってる。
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