2014年5月28日水曜日

相関と因果関係

非監護親の面会が必ずしも子どもの利益にならない、について

Amatoさんは1993年にもこのラインの論文を書いています
そこで彼は、
度重なる面会交流が親の葛藤を増加させること
親の葛藤が高いほど子どものウェルビーイングが悪いこと
を指摘し、だから面会交流が必ずしも子どもの利益にならないと言っています。

この論理展開はBuchanan et al (1991)のそれと同じ。

これすごく初歩的なミスリードなんだけどな。

AとBが相関する
BとCが相関する
ゆえにAはCの原因になる

実際には、ならないことが多いんですよ。たぶんAとCは相関しなかったんだと思う。
してれば、そう言うはずだもんな。
たとえばBuchanan et al (1991)のデータは、相関してなかった。
だけど、「AはCの原因になる」という主張をしたかったから、この展開をしちゃった。
それがこの論文。
Amatoさん、質問のこの部分には答えてないけど、同じスネの傷なんじゃないか。

そもそも、相関と因果関係って、成立することもあるし、そうでないこともある。
20世紀後半にはいって、イギリスではコウノトリが減っている。
そして人口も減少している。これらには強い相関関係がある。
でもたぶん因果関係はないんじゃないかなあ。
「だから赤ん坊はコウノトリが運んでいるんだ」って主張したら、やっぱまずいでしょ。

wikipedia のこのへんに記事が。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%93%AC%E4%BC%BC%E7%9B%B8%E9%96%A2
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%96%A2%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%A8%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E9%96%A2%E4%BF%82

0 件のコメント:

コメントを投稿