2014年6月27日金曜日

子育て・Amatoさんたちのデータの再解析、予後がめちゃめちゃ悪い

離婚の影響が酷いだけじゃなくて、時間とともに拡大すること


ここで指摘した問題を、もうちょっと厳密に確認してみました。
メタ分析のメタ分析だから、めためた。なんて洒落ている場合じゃなくて、ほんとにかなりひどい。

まず、今回いただいた子どものデータ。


フィッティングしたところ、あきらかに2つの正規分布から構成されている(白抜き)。
メインの右側の平均は-0.62で、全体の6割くらいを占め、偏差値としたら44くらい。
ちょっと(普通の家族の)平均よりおちるかなあといった程度で、このグループの真ん中の子を
ふつうの家庭の子のなかにいれると、下から27%くらいのところに来る。
100人いて50番目だった子が、70番くらいにまで落ちる印象
(うちの子がちょうどこんなかんじだ!)。

問題は、左側の集団。これのばらつきが大きいながら、平均は-2.4。
偏差値26。92番めまで落ちる。このグループの割合が4割くらい。

これ、親と断絶しちゃった子のグループなんじゃないか?



そしてこっちが、同じ時に分析された、大人のデータ(離婚家庭で育った大人)。



子どもと同じような形になっているのに注目。基本的には2つの集団なんだけど、マイナーなのがちょっとだけ。
メイン集団の割合はかわらず6割。だけどこれの偏差値は37。
この集団の真中のひとは、ふつうの家庭のなかにおくと100人中87番め。

率直にいって、二親家族とは、もう同じ集団とはみなせないくらいの差がついている。
育つまでになにがあったんだ?

また、第二集団の偏差値は20。その集団のまんなかの人を、
普通の家庭のひとのなかにおけば、1000人いて最下位です。
奴隷? 二級市民?

マイナーな人たちが6%ほどいて、このひとたちの偏差値は-36。
常習的な犯罪者かなにかだと思われる。

また、1.8%ほどの人が、とんでもなく良いスコアをとってる。吹っ切って努力した?
マザーテレサ化した?


ほんとかなこれ?
っていうか、これがホントだとしたら、離婚なんかするだろうか?
裁判所が離婚を許すだろうか?

もしかして米国が2度もジョージ・ブッシュを大統領にした原因は、これなのか?

次回で図の解説をしてます。

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