2014年6月1日日曜日

子育て:Maccoby and Mnookin 1992 父親の脱落

まだパラパラ眺めてる段階なんですが;
いい季節になってきまして(寒くない)
縁側に畳をしいて、ひっくり返って読んでます。アカシアの花の匂いがしてる。
しゃけがきて近くで寝てたり、またどこかに行ったり。

裁判所の記録をもとに電話でおいかけてアンケートをした調査なんだけど、
やっぱりそれなりに偏りは出ていたらしい(言及あり)。
たとえば、そもそも住所が特定できなければアウト。
わりと、裁判のあとで姿をくらましてしまうケースが多そう。

まあ多分そのためなんだろうけど、連れ去ってしまうような例はほとんどない。
っていうか、そういう変なのは最初から除外している。
でてくる皆さんは、子どものことをもっとまじめに考えている。

そうであってもなんだけど、
母が主に面倒を見ている場合、だんだん父が不在になっていく傾向がある。
これは著者たちが気付いている。なぜなのかには踏み込んでいない。
逆に、父が面倒をみている場合、これは起きない。
再婚したあとでも、実母には会わせている。

母が子どもを見ているばあい、抱え込んでしまいやすいのかもしれない。
ジェンダーとして、そういう性向があるのかもしれないし、
DV的なことがからむのかもしれない。

ちなみに、面倒をみている側は、そうでない側にいろいろ不満があるらしい。
まあそりゃそうだろうな、たいへんだもん、面倒見るの。
それがちゃんと出てくるあたり、普通な感じがする。
連れ去り・抱え込みって、やっぱ異常なんですよきっと。

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