2014年4月23日水曜日

子育て:子どもの権利の対立と優先順位

似ているけど違う概念が、似ているのに、対立することってしばしばあって。
クルマの安全運転と、高燃費な運転って、
突き詰めると対立しますよね(黄色で止まる・止まらないとか)。

バーデン博士が指摘する、親族法の目的のなかの2つ

・親と子の家族関係についての基本的人権を守ること
・子どもの虐待を防止すること

は、似てるけど、違う。

オーストラリアでの方針をつくってるブラウン博士はそのイントロで
Most legislation, statutes or common law precedents place
the welfare, well being and best interests of the child
as the paramount consideration in decisions affecting their future.

と述べてます。このまんなかの3つを私は
子どもの福祉・良い適応・最善の利益と訳しました。
well being、善くある、が難しいんだけど、望ましくある・ふるまうことで、
外界と良い関係を築き、その結果、幸せである状態だとおもわれ
(これは棚瀬一代先生のyoutubeを何度もみて、こう思ってるのですが)。

もっとも、良い適応っていわれても、あんましピンとこない。
仏教哲学にそんな概念がありそうだけど、すぐ通じるかどうかわかんないし、
そもそもイマイマ、言葉が思い出せない(なんかないですかね?)。


閑話休題。もちろん、そのためには子ども自身の望みとか意見は尊重されねばならないんですが、
福祉・well being・最善の利益 と 子どもの望み・意見
は似てるけど、違う。そして、優先は前者にあるべき。
たとえば、「死にたい」って言われたら、とめるでしょ。
人は(特に、まだ判断能力が未熟な子どもは)、ときに間違えるもんだから。

家裁が後者に拘泥するのなら、指摘してあげねばいかんな。

1 件のコメント:

  1. (乗らなきゃ高燃費かつ安全じゃん。究極では一致するのかもだ。)

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