ガードナーによる定義、ないし症状の説明
現在の片親疎外の定義がこうなのに比べて、
最初に提出されたガードナーによる定義はもっと詳細です。
このリストは、かなり長いこと、実務家たちに使われてきました。
たぶんこの状態の子供について考えるときには、
こっちのほうがより役立つのではと思うので、
ご紹介しておきます。
(もしかして、適切な用語の選択に難があるかもしれません。
間違いはコメントでご指摘いただけると嬉しいです。
リストの原文はガードナーの原典ではなく、それを引用した論文をもとにしています)。
- 子どもによる、標的親に対する一貫した誹謗中傷。
- 子どもが標的親を批判するときに、馬鹿げた理由付けが行われる
- 「借りてきたシナリオ」 子どもが標的親を非難するときに、監護親の使う言い回しや言葉やアイデアを使う。しばしば、話している言葉や内容を理解していないこともある。
- 拒絶することに、迷いや、ためらいがない。
- 「独立思考者」現象 (監護親の影響が深く疑われるような場合であっても、標的親を避けるのは自分自身の考えであると、頑なに主張する。)
- 標的親への扱いにたいして、後ろめたさや罪悪感がない。
- 標的親だけでなく、その親戚なども、拒絶するようになる。
- 標的親と対立する監護親への無条件の支援。
片親疎外の定義がこれらの核心部であることがわかります。
ここに挙げたのは、実際に観察されやすい現象なのでしょう。
これで見る限り、うちの子供らは、まだ症状が軽いのかもしれません
(むしろ、より重かったのは二女?)。
とはいえ、裁判所の報告書から、この全てのカテゴリーの現象が確認されます。
- 私に暴力を振るわれたことがある、というキャンペーンを展開中。ただ、詳細は語れない。
- まだ妙な理屈はあまり持ち出していない。怖いとか会いたくないという理由を何度問われても、まだ答えられない。
- 妻の言い回しをそのまま使っている(ために、二人とも同じことを言う)。
- 拒絶することに、迷いや、ためらいがない。
- 標的親を避けるのは自分自身の考えで、妻からの指示はなかったと主張している。
- 標的親への扱いにたいして、後ろめたさや罪悪感が、まだちょっとあるみたい。
- 標的親だけでなく、あんなに仲が良かった姉たちも拒絶するように変化してきている。
- 食べられればオッケーだし、外食でもかまわないし等々、家事をしない母親をかばっている(涙)。
あんな結論の導き方はしなかったろうに。
ちなみに、その暴力キャンペーンに調査官が反応して、
3回やった面接で3回とも、詳細をしつこく問いただしています。
かれらはなんとしても、「父がふるう暴力を子どもたちが恐れている」
という証言が欲しかったのでしょう。
でも、こういう誘導尋問を繰り返していると、
そのうち子供がストーリーを作ってしまいます。
こうした、カウンセラーによる誘導が、虐待を捏造する
(そして、そのために子供の状態が悪化する)という現象は、
かなり以前から知られていて、だからカウンセリングでは禁忌なはずなんですが。
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