2014年2月16日日曜日

裁判・家庭裁判所に期待される役割

立法と行政からの期待

これ私は素人なので、どなたかに解説していただきたいくらい。
つい丁寧に、ですます調になっちゃうくらい。

でも、こんなことが期待されている、というのがわかる資料として、
これで検索してみてください。

平成23年8月3日最高裁事務総局家庭局第一課長通達.pdf

読んで字のごとく、最高裁から各家裁への通達です。
なかみは平成二十三年四月十九日の第177回国会衆議院法務委員会議事録で、
だからここでも全文を検索できます。
テキストでとれるので、検索したほうが便利かもしれない。
このときに民法が改正されたわけですが、その立法趣旨の周知のために、
最高裁から高裁・家裁へ通達されたのだそうです。

これ、面白い資料です。法律がこんなかんじで作られているのかあって、
おじさん初めて知りました。
たとえば江田五月法務大臣と、法務委員の馳浩議員の議論のなかで、
家庭裁判所への期待が熱く語られています。こうやって世の中を良くしていくんだ、
という熱が、活字のなかから立ち上がってくるですよ。そこでは家裁が、

様々なケースを社会の中に分け入って調査し、
問題の解決のための調査研究をして、
社会へフィードバックすること。

高葛藤であり面会交流が実現困難であるように見えても
子の利益のために、面会交流を実現していく努力すること。

そして何より、
子の最善の利益が、なによりも優先されること。

がはっきりと語られています。

また、そのためにこそ、家裁は調査官をもっている。
彼ら調査官は専門知識をもち、経験もある実務家である。
こういう人たちが調査研究をして、立法府へも提言を行うべき。
また、行政の垣根をこえて児童相談所とも協力して、
子の最善の利益を守ること。

裁判官でもあった江田大臣から、たいへん厚い信頼と、大きな期待を表明されています。 
なかなか、ここまで信頼され、期待を寄せられる人っていないですよ? 
かっこいいじゃないですか。
いち国民である私も、ならお任せしたいなあと、信頼したいなあと思いますよ。
皮肉じゃなくてね。

でも、実情を見てみましょう。

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